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甘いお茶
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一年ぶりくらいに、友達と。
中学高校が同じで、高校から特に親しくなった子で、地元を離れずに過ごした友達の中で唯一付き合いが続いている一人。

今日は子供が少し遅く帰ってくる日だから、バス停までのお迎えに普段よりもうんと余裕があるのだと連絡を受けていた。
なので今日はずいぶんと長い時間を一緒に過ごして楽しんだと思う。

彼女の行きたい店がメインで、ほとんど私は付いて歩くだけの状態だったけどね(笑)
それでも楽しく過ごせた。

以前、もっと私にお金の余裕があった頃は、よくブラブラと二人でブランドショップを渡り歩いて楽しんだことを思い出す。今はすっかり眺めるだけの私だけど、それでも以前と変わらず接するこの友達にはつくづく感謝する。

ランチのときは子供の話をメインに聞かせてもらった。
幼稚園も春からの学年でもう卒園になるから、あっという間だとか、そんな話。
3時に茶をするのにコーヒールームへ。
ケーキを食べつつのんびりと。
あまり自分の事を話さなくなって久しい私に、ポツリポツリと聞いてくれる。

最近はもう、自分の車をもちたいとか思わないの? とかからね。
最後の車を手放したときの経緯とか。
納得しているつもりではあるけれど、納得しきれない気持ちというのがあり、そのことは外野の彼女からしても疑問点になると言ってくれる。
ま、済んでいる事だから、どうこう言うつもりでもないんだけどね。
また、自分専用のを持ってもいいよと家族の了解が取れたら、そのときでも間に合う。
まったく運転していないわけでもないし、必要に応じていつでも問題なく運転しているんだしね。

変な言い方、全盛期の私はあの、「白鳥麗子」を地で行くような女で、天然かつタカビーでフワヒラのワンピースでにピンヒールパンプス愛好で、もちろん典型的なソバージュ頭のお嬢だった。
私は当時の自分の事をとても恥じているのだけど。
でも、彼女の話していたことから推するに、別に気位の高さや、物の考え方とかがわがままであろうとも。
それは十分に私の魅力であった(私が私であった)と。だから、卑屈に自分を貶めるほど、思いつめる必要はないのだと。

外勤めができなくても、それを許してもらえる環境に身が置けているのだから、必要以上に周りや一般的な考え方に振り回されて卑屈にならなくてもいいじゃないのよ、とか。
なんてったって、所詮、幾つになろうとも、お嬢には変わりがないんだから、今の環境下に気持ちもちゃんと甘えてもいいと思うよと。
貯金がスッカラカンでも、こんな年齢で親に頼んでお小遣いを貰って出かける状態であっても、お嬢であるには変わりないんだからって(笑)

そんな話をして、なんとなく、少し気持ちが軽くなった。
自分で自分にストレスを与えてしまうのが、いつ頃からの癖になったのかはもう分からないけれど。
そうだね、男女問わず年上の人にはよく言われるけど、確かに甘えるのは下手だ。
自分に甘えること、そういうのも、下手なのかも?
自分にやさしくできるのも、自分しかいないんだよね。
なんてふうに、彼女と話していて思った。

4時頃に母と合流して、友達とはそこで離れ、彼女は子供のお迎えに。
私の母に挨拶をと、顔だけ見せてくれてから帰って行った。

そして。
少しブラブラしようとの母の提案で。
ブティックフロアを散策。
先ほど寄ったフェラガモで携帯チャームをねだってみた(笑)
先々週から遠まわしに欲しいといっていた化粧品をねだってみた。

あ~、やれやれ。
今日はなんだかお金をたくさん使ったわよ。
と、母はぼやくものの。
20070227215323.jpg







20070227215730.jpg







結果はこんな感じ。

甘え方ってのを再確認すると、ありがたみが滲んで感じられてきたり。

楽しく話ができたのと、おねだりがスムーズにできたのもあり。
編み物教室に行っても気分が楽に過ごせ。

さあ。また明日から気分一新、できることをやろう。
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甘いお茶には毒が盛られているかも知れません。  なんてね。  女には毒がある。  お気をつけあそばせ。
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