べらべら

家業の事でイロイロと母と話す。

どうにもみんな、私が居るから必要以上に執着あるんだろうな。
別にそれでも良いけどね。
だけど私は母に言う。

家業を私にさせたいのなら、私に結婚を求めるなよ。
もしも後継者に私がなっても、その次は無い。
私で全てが終わりだ。
私が従事して一生終わらせるなら、後継者は決めずに死んでやる。

家の仕事をするなら。
家庭はかせにしかならない。
家庭と仕事を量りに乗せて比べられるものではない。
パートナーは分かってくれても、子供はそんな事なかなか分かってくれやしないよ。
親を見ていて、家庭を潰してまで仕事をしているのを見ていれば。
自然と結婚に関しては諦めるしかないと痛切に思う。

今はどちらに転んでも良いようにと暮らしてはいるけど。

こんな事があるから。
私は人質だといつも言うのだ。

だあれも助けてはくれないし。
助ける気もない。
全部私にしわ寄せがきている。
それに関して文句を言ってみても仕方が無いのも分かっている。
どいつもこいつも、面白おかしく私に接触してきて冷かして逃げていく。
それに関しても諦めで見ている。

しかしね。
私はいつも思い出すのだ。
いい年のオバハンが。
あんたは全ての人間の下僕として生まれてきたんだから幸せに生きる資格なんて一切持ってないんだよ。
そう笑いながら私に言ったのを。
周りにいた人間もさすがにこの言葉には閉口していたが。
もう十数年前の話しだし、別に謝れとか言う気もさらさらないけど。

人って言うのは、下に見下す人間が居ると安心する生き物なのかね。
私の下には、誰もいない。
だから肩が凝るのかな（笑）